.屋根塗装は足場なしで施工できる?

屋根塗装の工事をするときに、足場の有無で迷ったことはありませんか。
見積もりのなかに足場工事代も含まれていて、少しでも予算を削減したいと
思う人にとっては考えてしまいます。
そもそも屋根塗装は足場なしでもできるのでしょうか。
足場がなくてもできる屋根塗装とはどのようなものなのでしょうか。

埼玉の屋根塗装で足場が必要な場合

屋根塗装に足場は必要?

基本的に塗装全般と足場はセットだと言われています。
塗装をするときに足場がないとできない作業もありますし
高所の作業をスムーズにこなす意味でも大切な役割を担っています。
そもそもどうして屋根塗装に足場は必要なのでしょうか。

安全に施工するため

足場

屋根に塗料を塗る作業だけで考えると、一時的にはしごをかけたほうが
簡単にできるのでは?と思うかもしれません。
外壁など部分的に塗装するなど範囲が狭い場合は
たしかにはしごで代用できる部分もあります。でも屋根だとどうでしょうか。
範囲も広く使用する塗料の量も多くなります。
塗料缶はメーカーによる違いはありますが1個20kgもの重さがあります。
そんな塗料缶を持って屋根に上ると考えるといかに負担になるかがわかると思います。
少量の塗料を何度もとりに言っていては作業効率も悪くなってしまいます。
行き来する階数が多くなれば、その分だけ足元を滑らせ落下する可能性も高くなります。
足場がないとそのまま高いところから落ちてしまい大怪我になりますが
足場があればその危険性も大幅に削減できます。
屋根塗装を依頼していて、死亡事故になってしまっては話になりません。
安全に作業を行ってもらうためにも、屋根塗装に足場は必要なのです。

仕上がりの質を高めるため

屋根塗装をしているときは、足場が安定しているかどうかによっても
作業の集中力は変わってきます。
屋根は、想像以上に高い場所にありますし、ちょっとした変化によって
足元が不安定になってしまうこともあります。
経年劣化した屋根は崩れやすく、なかには苔やカビなどで
滑りやすくなっている屋根もあります。
こういった環境のなかで作業をするのは;簡単な話ではありません。
作業に集中し屋根をきれいに仕上げるためにも、足場は必需品です。
足元ばかりに集中していては、作業の質が下がり塗りムラができてしまうこともあります。
せっかく屋根塗装をするならきれいに仕上げてほしいと思うのが本音ではないでしょうか。
仕上がりを満足できるものにするためにも、足場を作る必要があるのです。

近隣へ迷惑をかけずに作業を行うため

屋根塗装のとき、周囲への水はねや汚れを防止するために
飛散防止シートを貼ることがあります。
これは足場がないとできないため、周囲への住宅の配慮として足場を作ることもあります。
屋根塗装が原因で近隣の家とのトラブルになってしまっては元も子もありません。
屋根塗装には必ず必要な工程のなかに「高圧洗浄」があります。
塗装には欠かせないものなので、逆にやらない業者がいればあまりおすすめしません。
高圧洗浄を行うことで屋根についている汚れを落として
塗料の密着性を高めることができます。水を吹きかけて汚れを飛ばすこともあり
周囲に飛び散ってしまうこともあります。
その汚れを防ぐのは飛散防止シートになるのです。どんなに丁寧な作業をしていても
飛び散らないとは限りません。足場を建てて飛散防止シートを
貼ることで近隣のトラブルを未然に防ぐことにもなるのです。

足場を立てたあとの注意点

屋根塗装のために足場を立てたあと、いくつか気を付けなくてはいけないこともあります。
足場を組み立てるとき、解体するときはどうしても大きな音が周囲に聞こえてしまいます。
近頃よく見かけるのが「ピケ足場」と呼ばれるものになり、構造上ハンマーを使って
パイプを叩く作業も必要になります。周囲の住環境にもよりますが
急に大きな音がしたら驚いてしまいますし、迷惑がかかることもあります。
そのため足場の前に事前に挨拶に行くなどお知らせしておくことも大切です。

また足場が立っているうちは、上階への侵入もしやすくなるため
鍵を閉めて出かけるようにします。
寝ているときも含め侵入される危険性を防ぐことも必要です。
特に飛散防止シートはなかが見えなくなってしまうため、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
作業が終わったら早めに解体してもらうなども含め、防犯対策はくれぐれも注意するようにしましょう。
施工中は防犯対策で人を配置してくれることもあります。

まとめ

屋根塗装の工事で足場は必要です。むしろ足場があるからこそ
安定して質の高い施工ができるといっても過言ではないのです。
屋根塗装で足場が見積もりに含まれていると、本当に必要なの?と思ってしまうかもしれませんが
安全に作業ができるなどお互いに気持ちよく進めるためにも必要です。
足場工事ならではの注意点も含めしっかりと覚えておきましょう。
近隣への配慮も忘れずに行うようにしてくださいね。

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