住宅のリフォームとして一般的なものに「屋根塗装」があります。
一度は誰もが名前を聴いたことがあるものの、具体的にどんなことをするのか
その意味について知らない人も多いのではないでしょうか。
屋根にはいろいろな役割があり、定期的なメンテナンスが必要になります。
家は建てて終わりではなく、メンテナンスを続けることで美しく
安全な状態を保てるようになります。
意外と知らない屋根塗装の意味についてご紹介します。
目次
屋根塗装とは
屋根塗装とは、屋根材の塗装を行うことをいいます。大抵の場合は
建物の経年劣化によるメンテナンス作業として屋根塗装を行います。
大雨や強風、猛暑などさまざまな天気にも耐えている屋根だからこそ
日々ダメージを受けています。
そのままにしていると屋根の隙間から水が入ってきてしまうこともあります。
屋根は普段なかなか見る機会が少ないので気づきにくいのですが
よく見ると色あせやチョーキング、苔やカビなどが生えていることもあります。
あまりに劣化が進むと屋根のひび割れも起こり、見た目にも危険性を感じるようになります。
屋根の塗装が剥がれるまで放置してしまった場合は、大規模な修理も必要です。
また、家の外観に面している屋根の美観を求めるために
屋根塗装を行うことも珍しくありません。戸建てに住んでいる人にとっては
屋根塗装は定期的に行うものになります。使用する塗料によって
その頻度が異なり頻繁に塗装が必要な塗料や、5年以上問題なく使用できる塗料などさまざまです。
予算に合わせて使用する塗料を変えるなどの工夫をしています。
屋根は自然回復ができるものではないので、定期的なメンテンスで機能や美観を保っているのです。
屋根塗装が不要なものもある？
お家によっても使っている屋根には種類があります。
一般的なものは「瓦屋根」「スレート屋根」「金属屋根」に分類されそれぞれ特徴も変わります。
昔ながらの屋根に多いのが重厚感のある瓦屋根になります。
近頃よく見かけるのが、スレート屋根と呼ばれるものになり
薄いセメントでできた板を敷き詰めていきます。最も薄いのは金属屋根になり
おしゃれな雰囲気をもたせる効果などもあります。
基本的な屋根には塗装の塗り直しが必要になりますが
なかでも「粘土瓦」を使った屋根の場合塗装は必要ありません。
ただ、塗装は必要ないにしても、漆喰で固定してあるため
定期的な補修は行います。屋根塗装や補修など、いずれかは必要になることを考えると
どのご家庭も屋根に関するメンテナンスが必要なのがわかっていただけるのではないでしょうか。
屋根塗装を行うメリット・デメリットは
屋根塗装を行う上で、どんなメリット・デメリットはあるのか把握しておくことも大切です。
屋根塗装のメリット
まず「メリット」として、塗装を行うことで防錆性の向上が期待できます。
屋根のなかでもトタンを使用している棟の板金などのサビを防止するためには
塗装は必要です。塗装をしていると
屋根材の保護にも繋がりますし劣化を防ぐ効果も期待できます。
抗菌性を持ち合わせた塗料もあるので
屋根の下などにコケやカビなどの抑制にも繋がります。
ただしすでに腐食が進んでしまっている場合は、塗装ではどうにもできなくなります。
屋根塗装を定期的に行うことで、住まいの資産価値を守ることにも繋がります。
屋根塗装などのメンテナンスがしっかりとしている家は
将来的に売却を考えている人にとっても、住み続けたいと思える家になります。
大切な資産であることを考えるとメンテナンスで
きれいに保つことはいかに重要なのかがわかると思います。
屋根塗装のデメリット
屋根塗装の「デメリット」ですが、お金がかかることだと思います。
必要なメンテナンスではあるので仕方ないのですが、ある程度まとまったお金がかかります。
それが数年に一度と考えると、範囲が広いとその分塗料の金額も高額になってしまいます。
また、屋根塗装であれば自分でもできるかも…とやってしまう人もいるのですが
過剰に塗り過ぎてしまいすぐに剥がれる、美観の状態が悪い結果になってしまうこともあります。
屋根塗装はただ色を重ねるだけでなく、今の屋根の状態を確認しながら補修を行い
塗装前の洗浄や錆落としなどの下処理も必要になります。
この下地の部分がしっかりとできていないと、きれいに仕上がるはずがないのです。
まとめ
屋根塗装は戸建てであれば必ず必要なものになります。屋根の美観を守るだけでなく
快適な住環境を守る意味でも屋根塗装を行います。
サビやカビ、ひび割れなど過酷な環境にいる屋根や外壁はどうしても劣化してしまいます。
この劣化に早めに気づき、修復することにとっていつでもきれいな状態を
保つことにも繋がります。
屋根塗装のタイミングなど素人で判断するのは難しいので
専門家に確認してもらうなど定期的に屋根の状態も確認しておきましょう。
屋根の塗料も種類がたくさんあるので、相談しながら決めてくださいね。
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