屋根塗装を業者に依頼するものの、具体的にどんな工程で進んでいくのか
また工期はどのぐらいになるのか、気になる人もいると思います。
塗装のスケジュールに合わせて予定なども考えなくてはいけません。
屋根塗装の工程や工期について、わかりやすく解説していきたいと思います。
目次
屋根塗装の工程は
屋根塗装は種類による違いもありますが、ある程度工程が決まっています。
工程を知っていれば、今どのへんまで進んでいるのかもわかり安心できますね。
一般的な屋根塗装の工程について紹介します。
屋根塗装1日目
まずは近隣へのご挨拶から始めます。前後左右など音や塗料で迷惑をかけてしまう
可能性があるときは、菓子折りなどを持ち挨拶に行きます。
仕事などで不在が多い家は、それよりも前の時点でご挨拶に行き
屋根塗装を行う旨を伝えます。工事をはじめてから挨拶に行くのでは遅いので
予め、ご挨拶できるように予定を組んでおきましょう。
屋根塗装2日目
塗装の準備や足場の設置を行います。
雨でも足場の組み立ては問題ないので、ここまではスケジュール通りに進むと思います。
足場は半日程度の時間をかけてしっかりと作ります。
足場の範囲によっても早く終るときと時間がかかることもあります。
屋根塗装3日目
屋根塗装を行うまえの洗浄や乾燥を行います。
屋根には苔や藻、カビなども含めさまざまな汚れがついています。
その汚れを取り除かないまま作業をしてしまうと、塗装がきれいにできませんし
すぐに剥がれてしまう原因にもなります。洗浄は高圧洗浄を使い
隅々まできれいにしていきます
屋根塗装4日目
下地の処理に取り掛かります。塗装の付着性を高めるためにも下地などの
基盤づくりは重要です。
ひび割れしている箇所や剥がれている箇所なども含め
屋根の基盤を作っていきます。
下地に時間をかけてくれる業者は丁寧な工事をしてくれるので安心です
屋根塗装5日目
塗装前の養生を用意します。
周囲に塗料が飛散る可能性があるため飛散防止フィルムなどを使いしっかりと準備します。
汚れてしまうとトラブルにも成りかねません。
養生つけたあとは外からは中が見えなくなるので、窓を開けるのは難しいかもしれません。
屋根周りだけに限らず、車やエアコンなども養生をしていきます。
屋根塗装6日目
塗料の下塗りを行います。
塗料は必ず、下塗り・中塗り・上塗りの両方を行います。
下塗りだけでも複数回に分けて、塗って乾かしての工程を繰り返していきます。
屋根の材質に合わせたものを使い、シーラーやプライマーなどが下塗りにあたります。
屋根塗装7日目
中塗り作業を行います。
屋根塗装8日目
上塗り作業をして仕上げていきます。
業者のなかには中塗りと上塗りを同日に行うケースもありますが
しっかりと乾燥させなくてはいけないため別日に分けるのが一般的です。
屋根塗装9日目
縁切りを行います。スレート屋根に多いのですが、塗料で屋根同士がくっついてしまうので
水はけや通気性の問題を解消するために縁切りを行います。
隙間を取り除く作業は専用のカッターなどで行います。
とても時間のかかる繊細な作業になります。
屋根塗装10日目
点検や必要に応じて手直しを行い、足場の解体や撤去をして完了です。
手直しが必要なときは、プラス1日かかると思っていたほうがいいと思います。
足場の撤去で1日工程に含んでいる業者もあります。
屋根塗装の工期は10日~11日はかかる
屋根塗装の工程を見てもわかるように、日を空けることでしっかりと乾かすなどの
作業も必要になります。
また、雨が降っている日はもちろん、あがっても屋根が濡れている状態では
塗装はできなくなってしまいます。
一度も雨が降らなかったとしても10日以上は必ず工期がかかるようになり
これよりも短い期間ではできないのです。
なかには業者で「最短で仕上げます」などを売りにしているところもあるのですが
必要な工程を省いていることになるためおすすめできません。
手抜き工事ではあっという間に屋根が剥がれてしまい、すぐに塗り直しが必要になってしまいます。
塗装の工期はこれ以上短くできないとおぼえておくようにしてくださいね。
実際に塗装業者と契約したときに、あえて工期について書かれていないこともあります。
スケジュールを書いてしまうと、もし遅れたときにクレームになってしまうのを避けるために
言わないと書かない業者もいます。
依頼主にとっても完了予定日は抑えておきたいところなので
もし書かれていないときは、記入をお願いしてください。
まとめ
屋根塗装を依頼する側としては、早めに仕上げてほしいと思うのが本音だと思います。
でも仕上げるにしても、短縮できない工程も多いため10日以上の余裕は
見ておいたほうがいいと思います。
大切なことは仕上がりの美しさと安全に工事ができることです。
あまりに短期間で工事ができる業者も信頼できませんし、安心して任せられなくなってしまいます。
屋根塗装についての工程を知ると納得できるのではないでしょうか。
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